新潟 その2 [サザエさん!展]

「サザエさん!展 長谷川町子とその時代」 at 新潟市美術館 (http://www.ncam.jp/)

       2013年4月27日→7月15日

小さいころから我が家には祖母と母が読んでいた「サザエさん」「いじわるばあさん」「エプロンおばさん」

「新やじきた道中記」などなどがあり小さいころからアニメと同様に漫画も楽しんで読んでいた。

ちょうど新潟に行くときにこの展示会があることを知り、どうしても見てみたかったので温泉の帰りの夕方訪れた。

巡回はなく新潟のみの開催ということです。

入口にもカワイイこけしのようなサザエさん達がお出迎え。

この日は平日ということもありとても空いていてゆっくりと展示が見られました♪

漫画の原画を娘と二人でじっくりと読み込み(何度読んでも面白い!)、「サザエさん」の全68巻の表紙の原画に見入り、漫画のワカメちゃんはアニメのしっかり者の妹とは違い、カツオ同様に勉強が出来ず、おてんばでワガママなキャラクターであったことを知り、病気で休載中に書いた童画や陶人形のうまさに驚き、今まで見たことのなかった長谷川町子さんの作品も沢山見られました。

お父さんを13歳の時に亡くし、女系家族で過ごし、一生独身だった長谷川町子さんの憧れが「サザエさん」ファミリーを生み出したのかなと思いました。

いつも円卓に家族全員が集まり、食事をし、会話をするこのふつうの光景が今は少なくなってきているのが悲しいです。

72才いう若さで亡くなったことが残念でなりませんが、毎日新聞に連載を続ける「生みの苦しさ」もかなりあったことでしょう。

胃の病気というのもストレスが大きく影響したのかもしれません。しかし、親子4世代で今でも楽しめるこんな漫画はこれから出ないのではないでしょうか。漫画も復刊されたことなのでこちらもアニメ同様多くの子どもたちに読んでもらいたいものです。

 

美術館カフェではサザエさんパンケーキがイベントと合わせてメニューに出ていましたが、夕食近い時間だったためこちらはあきらめました。

ミュージアムショップにもサザエさんグッズが並んでいました。

三条市の古書店「真昼造船」さんの絵本や児童書が並んでいたのでこちらも見入ってしまい、かなり満喫できた新潟市美術館でした。

帰りがてら海岸に寄りやっと日本海に沈む夕日が見れました。