月刊　詩とメルヘン　12月臨時増刊初冬の号【通算57号】「抒情メルヘン特集」

　やなせ・たかし　・責任編集　/　アンナ・モーゼス、安房直子、味戸ケイコ、牧村慶子、立原えりか、さのようこ、別役　実、宇野亜喜良、司　修、岸田今日子、佐々木マキ　他　　サンリオ出版　昭52（’77）12月　/　第5巻第14号通算57号　　297　ｘ　210　ｍｍ（96頁）　1973年から2003年までの30年間、通算385号まで発行された詩とメルヘン、漫画、イラストを中心とした雑誌です。　　　読者からの投稿作品が中心で編集後記には「できればすばらしい新人を世におくりたい。」という志の元に「非常に個人的な偏見と趣味に偏してつくられています。」　　　やなせ氏の熱い情熱を感じる雑誌になっています。　　　「詩とメルヘン」増刊号です。「夜のながい季節に良いメルヘン集を読むことは人生のよろこびではありませんか。」　　　巻頭特集は「モーゼスおばさんものがたり」です。80歳を機に絵を描くようになり101歳で没するまでに1500点以上の作品を残しました。素朴な田舎の風景はリューマチで不自由な手で描いたとは思えない細かな描写に驚きます。  背ヤケ。　　全体的にきれいな状態です。