P・L・トラヴァース・作/ 林 容吉・訳 / メアリー・シェパード・さし絵
’66 (昭41) / 4刷
215 x 165 mm (556頁)
現在はソフトカバー版で別々になって販売しています。
愛蔵版は品切れ重版未定です。
ディズニー映画にもなった作品ですが、本を読むともっとメアリー・ポピンズは厳しい感じの女性でした。
子どもに媚びることもなく、フンっと鼻で子どもの言葉を笑って流したり、厳しく叱ったり、とこう書くとなんだか怖いだけの乳母のようですが、子ども達はメアリーが大好き!それはメアリーのまわりには不思議な人や出来事がいっぱいあるから。しっかりと自分を持っている女性メアリー。その受け答えに笑ってしますほどです。フッと現れ、フッといなくなる。いつかメアリーみたいな人が春風に乗ってくるんじゃないかなと読んだ後も子どもは夢見られるファンタジーです。
函イタミ(縁イタミ、経年による汚れ、ヤケ)。
中はきれいな状態です。