宮沢賢治・文 / 岩崎ちひろ・画 / 堀尾青史・解説
童心社
210 x 185 mm (94頁) / ハードブック
1969(昭44)年 / 初版
現在は1,296円にて発売中。
永く読まれ続けている賢治の童話シリーズです。
アンデルセン童話に影響を受け、23歳の時に創作された「花の童話集」のお話たちは、はかなげな運命の中に力強い生命力をたたえています。「バラ」「ユリ」などの華やかなものではなく「ダァリア」「めくらぶどう」「ひなげし」などの素朴な野花を題材に選んでいるところも賢治らしい感じかしました。
法華経の教えを説くために書かれたこれらの童話たちは何度読んでも、その時々で感じられることが変わる作品ではないでしょうか。
ちひろさんのモノクロのイラストも創造力を掻き立てられます。
函縁イタミ、裏ヤケ跡あり。
ビニールカバーあり。
中はきれいな状態です。