中島信子・作 / 小林和子・絵
1982(昭57)年 / 8刷
216 x 156 mm (152頁) / ハードカバー
岩崎書店
絶版(フォア文庫もともに)
この作品で北川千代賞を受賞し、デビュー。
姉・幸子が若くして急病で亡くなった、おてんばでどこまでもやさしい妹薫を回想するお話です。
あとがきではベトナム戦争で死んでいった少年少女の死のかわりに、みじかな日本の少女、薫の生と死を書きました。とあります。
さわやかな少女に戦争の暗く、悲しい影を重ねて描かれている「死」について考えさせられる作品になっています。
カバーあり。
とてもきれいな状態です。