羽仁もと子・著 / 平福百穂・装幀
婦人之友社
昭48(1958)年 / 10刷
195 x 140 mm (381頁) / ハードブック
現在は新版が1,620円にて発売中。全21巻
羽仁もと子さん(1873〜1957・青森生まれ)は日本初の女性新聞記者。
夫、吉一とともに「家庭之友」(「婦人之友」の前身)を創刊。新しい教育をめざし1920年(大正10)に「自由学園」を創立。
以上が簡単な羽仁もと子さんの経歴になりますが、仕事はもちろん、家庭生活もとても大事にした先進的な女性であったことが分かります。
「家事家計篇」では主婦としてやるべき事細かな指南がされていて背筋が伸びる本です。
「規則正しい生活」「よい健康」「賢い心をこめてつくった家の規律」は家族の笑顔と子どもの叡智につながっていきますという言葉に母親の役割を改めて考えさせられる思いです。
函縁少イタミ、少シミ。
本体は読後感もなくとてもきれいな状態です。