羽仁もと子・著 / 平福百穂・装幀
婦人之友社
昭48(1973)年 / 9刷
195 x 140 mm (379頁) / ハードブック
現在は新版が1,620円にて発売中。全21巻
羽仁もと子さん(1873〜1957・青森生まれ)は日本初の女性新聞記者。
夫、吉一とともに「家庭之友」(「婦人之友」の前身)を創刊。新しい教育をめざし1920年(大正10)に「自由学園」を創立。
以上が簡単な羽仁もと子さんの経歴になりますが、仕事はもちろん、家庭生活もとても大事にした先進的な女性であったことが分かります。
「教育三十年」では学園を創立した理念が読み取れます。
詰め込みではない、資格や肩書のためではない人間教育。今また読み返すべき教育理念である気がします。
おとなが子どもを教育するのではなく子どもと交わりながら相互に教育しあうという考えは育児にも通ずるものがあります。
函縁少イタミ、少シミ。
2頁ほど頁角が少折れ跡。
本体は読後感もなくとてもきれいな状態です。