「ふたりのロッテ」 エーリヒ・ケストナー・作 / 高橋健二・訳 / ワルター・トリヤー・さし絵
「町からきた少女」 リュボー・フェードロヴナ・ヴォロンコーワ・作 / 高杉一郎・訳 / ア・ダヴィタヴァ・さし絵
江森瑛子・装幀
1961(昭36)年 / 1刷
165 x 230 mm (304頁)
絶版
1960年から1963年に発行された岩波書店に児童文学全集(全30巻)は赤いクロース装で子どもが手に取りたくなうような装幀になっています。
今は岩波少年文庫や愛蔵版で読むことが出来る作品が多いいですが、1冊に2つの名作が入っているので(長いお話は1作品ですが)、お得な感じもします。1950〜60年代に各出版社からこぞって出された児童文学全集ですが、こちらもすばらしい作品が数多く入っており今なお読まれ続けられている物ばかりです。
ケストナーの代表作「ふたりのロッテ」はその名の通り双子の女の子が主人公です。サマーキャンプで偶然出会ったロッテとルイーゼはあまりにもお互いが似ているのに驚きます。そして離婚した両親が一人づつ引き取って育てたことを知り、両親を仲直りさせようと計画します。
「町からきた少女」は戦争で家族が亡くなってしまったワーリャがダーシャおばさんに引き取られて立ち直っていく人間愛の物語です。
帯イタミ。
函ヤケ、シミ。
パラフィンカバー破れ。
月報あり。
見開き、裏見開きヤケ。
小口シミ。
落書き、書込み等はございません。