富本一枝・文 / 藤城清治・影絵、あとがき / 松本政利・影絵撮影 / 花森安治・装本
暮らしの手帖社
昭48(1973)年 / 5刷
265 x 187 mm (166頁) / ハードブック
絶版
富本一枝さんは青鞜社のころのペンネーム、尾竹紅吉さんの方が有名かと思います。
このお話は暮らしの手帖第一世紀の第18号から48年間連載されてきたものをまとめた物になります。
世界中の民話や童話など20話入っています。あまり他では読んだことのないお話で親子共々楽しめます。
藤城さんの影絵が全てのページに載っているのもとても贅沢です。
あとがきも藤城さんが書いています。
はじめて影絵が本にのったのが、この連載だったそうです。一号、二号は人形劇の人形の写真だったが三号から花森さんにすすめられて、影絵をのせるようになった。影絵は花森さんとの出会いがなかったら、生まれてこなかったかもしれないとも書いてあります。今では代名詞とも言える影絵がこのシリーズで生まれたことを知り感慨深かったです。
ビニールカバー付き。
初めと終わりの遊び紙のシミがございます。
小口シミ。
最後5枚ほどヨレがございます。
落書きなどはなくきれいな状態です。